リーアム・ニーソンが主演の映画は、何故か家族絡みのものが多いのだが、
逆に、大作ではないがハズレが無い映画でもある。それだけ彼が選んでいるからだろうか、
コロラド州の町キーホーで除雪作業員のネルズ・コックスマン(リーアム・ニーソン)が長年の除雪作業が認められて模範市民賞を受けるところから話は始まる。
空港で働く息子が車がダメになったと母の車を借りにやって来たのが最後の姿、ネルズ夫妻が出向いたデンバーの死体安置所で麻薬の大量摂取と云われる。
「息子は麻薬をやらない。」と帰路の車の中でつぶやいたネルズは妻に叩かれる。
真相究明に向かったネルズは次々と息子の復讐を果たしていくが、それが麻薬の縄張り争いにまで発展し、・ ・ ・
ブラックユーモアたっぷり、
たとえば、一人死ぬごとに墓標と名前が出て来る。エンドクレジットでも出演者の名前が、死んだ順に風に吹かれて雪のように散って行く、
高級ホテルのロビーに売られている先住民のトルソに掛かるいかにもインディアンの衣装がMade in Chinaだったり、
とにかくよく死ぬ。西部劇の殺し合いをイメージして作られているので、「殺し」にマヒしてしまうのかも、
結局彼ネルズはどうなるのか?
原題はCold Pursuit,でも邦題は「スノーロワイヤル」何のことかさっぱり分からない。ロワイヤルをバトルロワイヤルの意味で使っているのかも知れないが、高貴なロワイヤルを汚す使い方だと思う。
映画の評価は、可も無く不可も無くだが、コックスマンの働きを評価して「4」