映画「レプリカズ(Replicas)」 評価 4

 キアヌ・リーヴスが超天才科学者を演じるSF映画、

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 映画紹介サイトでは芳しくない評価だが、割とまとまった作品だと思う。

 ロボットへの人間の脳意識移植を実験している科学者ウィリアム・フォスター=キアヌ・リーヴスは、最終段階でどうしても上手くいかないで、その実験が成功しなければ研究そのものが中止させられそうになっている。
 家族を連れ海へボート遊びに行く途中、嵐に会い家族全員(妻と3人の子ども)は死んでしまう。
 ”Replicas”で分かるように、これは家族を生成させる物語、蘇生させるのではない。ただ、生成装置は3台しか使えなかった。

 こういうことが現実に起こるかは分からない。IPS細胞のように部分ではなく、全身まるまる、しかも直前の姿に造り出す。
 車に乗っていた家族が一瞬の事故で死んでしまい、自分はレプリカを造る実験の中心人物、
 ロボットでも成功していなくて、ましてや人間などの実験はこれから、
 それでもフォスターは生成に拘る。
 4人の家族に対して3台の生成装置、

 もし、自分ならどうする?

 映画は見ているとき、あれやこれや不合理・不都合を覚めた目で批判するのではなく、主人公にのめり込んだ方が楽しめると思う。
 評価「