映画「パリに見出されたピアニスト(AU BOUT DES DOIGTS )」 評価 4+

 題名の通りのお話、

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 フランス映画にしては展開がアメリカ映画的、すなわち見やすい。

 街角ピアノ、これは駅の構内だが、一人の青年が弾き始める。
 それを見守る身なりの良い男性、ところが警官が彼を捕まえようとする。
 見守っていたのはパリ高等音楽院のディレクター、
 主人公マチュー・マリンスキーは貧民街で仲間と盗みを働く一方、子どもの頃同じアパートに住む老人ジャックから教わったピアノが忘れられない。

 大きな筋書きは見る前から想像が付くものの、どう展開させるかが映画製作者の見せどころだろう。

 そして、感動してしまった!!!

 ピアノを全く弾けない自分にとって、ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第二番がどれほど難しいか分からないが、
 何度も聴いているうちに心地よくなってしまった。

 閉じこもりの生活の中では、冒険活劇ものもイイが、感動作も混ぜておいた方が、映画に飽きないで済む。評価「4+