舞台ではなく映画版の「CATS」、
あまりにも有名なミュージカルだが、それゆえに舞台は見ていない。
ストーリーの予見なしで臨むのは多少無茶があったかも、
今回、映画館の座席は正三角形の頂点に位置し、気持ち的に少し前側、
それが逆効果に、
最初から動きが速くて歌詞のスピードも速い展開で、字幕を追っていくのに精いっぱい、
当然ストーリーは知らないので、何????
でも、猫に扮した人物の顔だけは髭も耳も猫なのだが人間らしく見える。髭は全く違和感なく生えている!!!
もちろん動きも猫らしい身軽さと滑らかさ、
背景は猫の背丈に合わせて大きく作られている。
ミュージカルがあっての映画ということで無ければ、猫物語として訳の分からぬ中途半端な、あり得ないストーリーだし、元々作られなかっただろう。
舞台と比較して、映画ではこうなんだと感心orダメ出ししながら見るのが楽しいのかも、
それにしてもヴィクトリア役の英国ロイヤルバレエ団のプリンシパル”フランチェスカ・ヘイワード”が可愛いし、さすがの踊りだ!
テイラー・スイフトが出ていると思って事前に調べたのだが役柄が分からず、楽曲を提供しただけと思っていたら、クレジットに名前が、
確かに”Beautiful Ghost"という曲も提供していた。
ただ、メモリーという曲には聞き覚えがあり、グリザベラの境遇とも相俟って感動してしまった。
グリザベラはジェニファー・ハドソンが演じているのだが、かなりスマートになった印象、弱弱しい猫も最後は、TBSのモニタリングよろしくパワー全開で熱唱していた。
後味は悪くない。映画ならではの大掛かりな”舞台”とフランチェスカ・ヘイワードの可愛さを堪能すべし! 評価「4」