昨日の続き、今朝の天空はもっと珍しい!

 昨日の朝は、月と金星が大接近という写真だったが、
 今朝はコレ、
 月の出が大体1日50分ほど遅くなるので、金星とは遠ざかる。
 でも、絵的には細い月の受け皿の上に金星が輝いていて美しい。トルコの国旗は月と星が付きそうだが、

 05:21 まだ真っ暗!
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 暗いおかげで月と金星以外にも星があることが分かる。
 今日の”珍しい”は、コレを見れば分かる。
 05:21
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 そう、月のスグ隣に、昨日の金星よりももっともっと近くに星が輝いている。

 ズームしてみると、
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 新月1日前の、本当に細い月、おかげで月全体の陰もぼんやりと見えるが、そのスグ隣にあるのは「水星」、

 ご存じのように「水星」は地球より太陽に近いため日の出前か日没直後にしか見ることが出来ない。
 単独で見つけることも難しいのだが、今朝は月の隣で輝いていてくれたのですぐに見つけることが出来た。
 というより、この細い月と重なる一歩手前まで接近していること自体が珍しい。

 チャート上は、
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 水星を大きくしたので重なってしまっている。

 あたりが赤く染まりだすと、
 05:34
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 もはや水星は周囲の明るさにまぎれて見えなくなってしまっている。
 その代わり、朝焼けの中に輝く月と金星の美しい絵になっている。