PRESIDENT Onlineの記事だが、読んでみてつい”そうだった!”と思ってしまった。
「飛行機雲は"飛行機の通った跡"を示していない」なぜ人は知ってるつもりで答えるのか
https://president.jp/articles/-/51454
必ずしも飛行機が通った跡ではなく、飛行機から吐き出された水蒸気が冷たい空気で雲になって連続的に漂っているモノ、
この記事では西からの風に吹かれて飛行機雲が、実際の軌跡より斜めになっているとしているが、
もちろん無風であれば、飛行機雲=航跡であり、風の向きによっては違う見え方もするだろう。
むかし、理科の問題に煙突からの煙の状態を表した図から風向きを答えさせるものがあった。それの飛行機雲版みたい。
この記事は「飛行機と風向き」の解説では無く、
”われわれの知識は、「知ってるつもり」であることが圧倒的に多い、
日常の絶えざる問題解決の中で知識を用いるが、その知識の細かい確認や探索は行わないのがどちらかと言えば常態、
それで間に合っているのであれば問題にはならない。”
”「知ってるつもり」から前に進むことは、簡単ではない。
自分の知識が不十分であっても、疑問を持っていないのだから最初のステップが踏み出せないのが普通、
教育の場でも、そこで教えられている知識は、他との関連が薄く発展性のない「知ってるつもり」になりやすいものであることが圧倒的に多い”と、
自分の仕事や趣味で深く携わっている「知識」については、「積り」の領域を超えていると思いたいが、
「知識」そのものが更新されたり、間違っていたと判明しする時代だから、「知ってるつもり」の領域から踏み出すのは、気持ちだけでなくエネルギー的にもハードルが上がっている気がする。
”難しい”ことを提起されてしまった!!