午前2時の地震

 やたらと長い初期微動だった。
 あまりに長いので、いつもカウントしている微動の秒数を忘れてしまった。そのうちそれで納まるものと思っていたら、グラグラと強く動き出した。
 遠いからさほど揺れることはないだろうと、揺れの納まるのを待っていたら、これが又長い。しかもどんどん強くなっていく。
 まさに3.11の時の揺れ方と一緒、長いうえに時が経つにつれ揺れが強くなってガクンガクンと、
 だが、今回はそこまで行かないうちに収束した。
 
 早速TVを付け、パソコンもOn、震源地と規模を確認する。
 TVは福島県沖、深さ10Km、マグニチュード6.8、そのうち津波注意報の発生を告げた。
 
 パソコンの防災科学技術研究所 Hi-netでは、M7.2、深さ22Kmを伝えていた。マグニチュードが随分違う。(どういうわけか、この地震の情報が見当たらない)
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 もう一つ、米国のUSGSの地震情報センターを見てみる。こちらはM7.1、深さ12Kmを報じていた。
 
 これは、気象庁もいずれマグニチュードを変更すると思ったのだが、
 3.11のとき、気象庁は発生当日に速報値で7.9、暫定値で8.4と発表したが、発生2日後に9.0に修正した。
 
 今回は津波の到達する4分前に6.8から7.1に引き上げた。
 マグニチュードの計算は10の累乗倍でエネルギーが増大する。
  2違うと、計算式上は10^(2*1.5)=1000倍の違いを意味する。今回は0.4違うので約4倍エネルギーが大きかったことになる。(0.2なら約2倍)
 即ち津波の及ぶ範囲が当初の想定より大幅に拡大することを意味した。
 
 注意報は安全サイドにぶれてほしい。
 同じように観測している機関があるのだから、結果に大きな差異を生じたら間髪を入れずに検証して欲しい。