地球資源の利用を考えると、従来の紙は水・森林を大量に消費し、それを少しでも補おうと古紙の再生まで行っているが、”枯渇”という課題は付きまとう。
今日初めて知ったのだが、石灰石と石油系樹脂で作られた紙(LIMEX社製)が商業化されている!
従来の紙1トンの生成に、水約100トン、木約20本が必要、
一方、
LIMEX製の紙は、石灰石0.6~0.8トン、ポリオレフィン樹脂0.2トンのみ、
石灰石の埋蔵量は日本だけでも580億トン、現状日本の年間消費量は2億トン、世界的にも埋蔵量は莫大、
再生紙の場合、リサイクルは3~5回、LIMEXの場合、原料が石なので半永久的にリサイクル可能、
単価の安い石灰石が主原料なので価格もほぼ同等、
耐水性が高く、浴室や水回り、屋外や水中での利用が可能、
プラスチックの代替にもなり、従来のプラスチックは石油系樹脂100%だが、LIMEX製は石灰石70%、石油系樹脂30%なので、石油の使用量を減らすだけでなく、CO2の排出量も60%削減できる。
しかも、リサイクル可能な樹脂素材等で製造した容器や包装を使用している事業主はリサイクル活動費用(リサイクル委託金)を負担する義務を負うが(例えばプラスチックの場合は使用重量1キログラムあたり45円)、LIMEX の場合はその対象外となる。
等々、画期的な製品であることに間違いない。
あたかも、トリックアートを見るが如し!
詳細は、
一つ疑問に思ったのは、この石の紙は燃えるのだろうか?