シェールガス vs メタンハイドレート

 いち早く実用化が始まったシェールガス、米国のエネルギー事情が一変する様相を呈しているが、
 そのあおりで日本の石油化学メーカーが危うい状況に追い込まれているという。
 その要因はなんといっても原材料費の低下、米国では従来の1/3まで下がっている。
 輸入原材料に頼らざるを得ない日本は到底かなわない。
 
 一方、これまで太平洋側での埋蔵が確認されたメタンハイドレート日本海側でも有望個所が225見つかったという。それも海底数メートルから数十メートルの浅いところに分布している。
 まだまだメタンハイドレートの採掘法が確立されていないが、日本近海での埋蔵量の多さからいずれ開発されるのだろう。
 
 問題はそのスピード、米国のシェールガス革命がスグにでも本格化するのか、公害等の規制から足踏みするのか、日本のメタンハイドレート採掘が実用レベルで本格化するのがどれほど早められるのか、エネルギー革命の余波は途轍もなく大きいと思うので、早く本腰を入れてほしい。