未だ4KTVに手が出せず!

 先日暖房器具を探しにヤマダ電機に行った際、ソニーの新型4KTV”KJ-65Z9D”の展示を見てきた。
 この”Z9D”シリーズの特長は液晶のバックライトをブロック単位ではなく限りなく粒単位で制御しようとしたもので、映像のメリハリがこれまで以上に強くなることだ。

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 極端なことを云えば、バックライトだけで白黒映像を作り上げてしまうもので、オーディオヴィジュアルの専門誌でも今冬のベストバイ商品に選ばれている。
 その実物を見た感想は”眩しい”、隣に並んだ同じソニーのハイグレード4KTVと見比べても差は歴然で、Z9Dの方の画質をシネマモードの落ち着かせて丁度同じくらいのコントラストになった。
 これなら、我が家のブラウン管TVもやっと卒業か?と思いきや、
 
 次は4KTVの苦手とする”地デジ放送”を表示してみて、その表現状態をチェックしてみた。
 店頭の画面は、展示用に用意された特別な4K素材、綺麗に破綻なく見えるのは当然で、素晴らしいと思う。
 でも、現段階では”地デジ”か”BS”、もしくは”BDビデオ”が我が家でのメインの素材、それらが綺麗に見えなければ4Kにする意味が無い。
 
 結果、アップコンバート技術が向上したせいか、動画ボケがかなり減ったように思う。
 ついに液晶TVに移行かと思い始めたのだが、顔のアップを見ていると肌がヌメッとなったりきめ細かくなったりが動くたびに繰り返されていた。最も気になる症状だ。
 通常の2Kの液晶TVでは、この症状はほぼ克服している。もちろんブラウン管TVでは発生しない。
 因みに、このブログを書いているPCの4Kディスプレイでは、2K以下の動画を全画面表示しても肌面が潰れるようなことは無い。どうしてTVだとダメなのだろう?
 
 今度パナソニックも”新開発の調光セルを内蔵、従来比600倍の高コントラストを実現 ”という新しい液晶パネルを発表した。
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 画面の高コントラスト化は静止映像とか、4K映像とかには馴染むのだろうが、もしコレがTVにも応用されるのなら、通常放送を4Kにアップコンバートする技術をもっともっと向上させて欲しい。
 
 4K画面の色数とかコントラストより、映像が、自然に、普段見ている世界と変わりなく見られることがまず真っ先に来るべきなのでは!