飲食店、それぞれの工夫

 お店のちょっとした工夫が目を惹くことがある。
 
 一つ目はハロウィンに向けた飾り、イタリアンならではのアレンジ、

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 空のワインボトルを逆さまにし、ラベルをハロウィンの絵柄に貼替えたうえに、木のようにアレンジ!
 パッと見、何かなと思ったのだが、思わずニッコリしてしまった。
 
 二つ目はすし屋さん、箸袋で勉強!
  
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 自家製の箸袋、そこに手書きで魚偏の漢字が一文字、そしてふりがなが、
 
 上の「鰙」は何となくそうなのかと思ってしまうが、初めて見る漢字。
 ついつい後で調べてしまったのだが、”わかさぎ”は公魚(御公儀の魚)、若鷺(弱弱しい小魚)と書くのが多いようで、鰙は若鷺を魚偏に押し込めたものだろう。
 
 下の「鮐」も初めて見る”ふぐ”、
 もっともポピュラーなのは二文字の「河豚」、でも寿司屋さんの魚偏シリーズには合わない。
 他に”ふぐ”を示す漢字は「鰒」(あわびの音読み)、「鯸」(旁の侯が膨れるという意味から)、「魨」(豚の異体字「豘」から河魨が出来、さらに一字に独立)があるようだが、この「鮐」はいったいどこから来ているのだろう?
 中々調べがつかなかったが、”フグ毒から広い効用の薬が出来るので「怡(よろ)こぶ魚」とした”のが一字独立したようだ!
 
 宿題型箸袋、中々の工夫!!!

 まぁ、こうしたお店側の趣向はついつい素通りしてしまうのだが、素直な気持で発見したい。