消費税が10%に上がったので、経理の入力補助用に作ったエクセル・マクロもそれなりに修正を加えないとと開いたのだが、
マクロではなく、関数の修正で済む話だった。
何を修正するか?
役務費の手取額を先に決め、消費税控除後の金額に源泉徴収の所得税を適用した場合、いったい幾らが支払額となるか?
支払額 ― 源泉徴収税 = 手取額
その場合、H25.1.1 から復興税として源泉徴収税に1.021を乗ずる
H26.4.1 から消費税を8%とする
R01.10.1から消費税を10%とする
最初に思いついた数式、Ⅹ= 支払額、 S=消費税率、 T=源泉徴収税率、 Y=手取額 として
Ⅹ-Ⅹ(1―S)T = Y
これを解けば、Ⅹ= Y /(1-T+ST)となるのだが、
仮に1万円の手取額として、源泉税率=10.21%、消費税10%を当てはめると、支払額は11012円となるのだが、
これは間違いだった。
支払額から消費税を除いた額の計算で、X*Sとしてしまった。Xは消費税込みの金額!!!
これに気付かず、以前の計算式が間違っていたのではと疑い始めて大混乱、
正しい計算式は、
X- X/(1+S)* T=Y
X = Y*(1+S)/(1+S-T) =10000*(1+0.1)/(1+0.1-0.1021)=11023
支払額 11023円、源泉税 1023円、なので手取額は10000円となる。ちなみに消費税は1002円、
我ながら、最初によくこの式に至ったなと今更ながら思う。