東洋経済オンラインで、検温についてふれていた。ニューヨクタイムズの記事らしい。
「無症状感染者は素通りできる「検温」の無意味感 検温でできるのは「やってる感」の演出だけだ」
曰く、
建物の入り口などで検温を行うのは「やってる感」を演出するジェスチャーにすぎず、偽りの安心感を与えるものでしかない
検温は「車で長旅に出る前にオイル点検する」ようなもの、「安心感は得られるが、事故で車が大破したり、タイヤが外れたりするのを防げるわけではない。(オイルを点検したからといって)車の旅が特段、安全になるわけではない」
検温によって重い症状が出ている人をあぶり出すことはできる。とはいえ、そこまで体調が悪化している人はそもそも社交に興じたり、外食に出かけたりしない。それに感染を広げているのは多くの場合、いわゆる無症状感染者である。
検温を行うこと自体が人々に感染予防の重要性を思い起こさせる強力な社会的メッセージとなる
発熱は新型コロナ感染症の症状の1つではあっても、感染者全員が発熱するわけではない
入院治療が必要なほど症状が悪化した新型コロナ患者でも全員が発熱するわけではない。今年春にニューヨーク地区で重症化してノースウェル・ヘルス病院に入院した6000人近い患者のうち、入院時点で熱があったのはわずか30%にすぎなかった。
自分も体温は気にしていて、毎朝計っているが、
自分だったら37度を超えたら、もうダメ、とても外出する気にはなれない。
日本では37.5度が一応の目安とされているが、ニューヨークでは体格の差もあってだろうか38度、
入口検温はジェスチャー論に同感してしまう。
しかも、コロナ患者の入院時点での発熱者30%というのも驚いてしまう。
スーパーなどの入口検温で偽りの安心感を貰っても仕方ないので、アルコール消毒液が空っぽにならないよう意識して欲しい。