東洋経済Onlineの記事だが、「数学語」という言葉が目に付いたので読んでみた。
「文系社員」が生き残るには「数学語」が必須な理由
https://toyokeizai.net/articles/-/467530
”「数学が苦手で文系を選択した」という人の声がよく聞かれる。一方でデータサイエンス、AIなどがビジネスの重要なテーマとなり、数学的な素養が求められるようになった。数学が苦手だった文系出身者たちには、「これから、自分たちが損をするようになる?」という危機感が広がっている。”
確かに、自分を振り返ってみると大学入試に備え高校では3年の授業で理系か文系かで科目に違いがあった。特に数Ⅲのあるなしは大きな違いだった。
”オフィスワークではパソコンを使えることは当たり前であり、プレゼンテーション作成はもちろん、表計算やグラフ作成などは大学卒業までに身につける「あたりまえ」のスキルとなりました。”
今はそうなんだ!
理系に進んだ自分にしてみれば、この「あたりまえ」のスキルを身につけられる環境など皆無、パーソナルコンピュータなど存在しない世界、今の人は課題が増えて大変かも知れないが恵まれている。
”なにより大切なのは、数学の「根っこにある考え方」を理解して、かつて学んだ数学の「意味」を再確認して、「数の世界への見通し」をよくすることではないかと思います。”
”ビジネスを成功させるには、あらゆる分野の知恵が必要な現在、「文系」「理系」という色分けをすること自体も意味が薄れつつあります。”
同感!!
「文系」「理系」というより「地頭力」のあるなしが重要だと思う。
”数学を学ぶというのは、ある意味、数学語、つまり「数学というもう一つの言葉」を学ぶことだと思います。言葉を学ぶというのは、単語や文法を覚えるだけではありません。その背景にある文化の成り立ちまで知ることで、「異なる論理で構成される世界」を知ることです。”
”「数学という言葉の背後にある思考と論理」をしっかり学ぶこと”
自分の実感として、プログラミングの素養は何かの問題解決を図る時に多いに役立ったと思う。
論理的思考というのか、
例えばExcel Macro、これは限りなくコンピュータのBASIC言語に近いのだが、多くのデータを処理して欲しい形に纏め上げる。
そこには「データ」と「望ましい結果の姿」が最初にあり、どうやって無駄なく二つを結びつけるかの道筋を組み立てる。
そしてプログラミングしていく。
こういった思考は解決すべき課題が出現した時、議論を始める前から結論が見えてくるようになる。
それが「数学語」なのかどうかは分からないが、論理的思考は持ってて損はない!!!