最近よく目にする”子供にプログラミング”

 例えばこんな記事、
   ”プログラミングが大人気の習い事になった!”
 
   ”子どもにプログラミングを学ばせる真の意義”
 
 どちらも、親たちが子どもたちに将来のIT人材としてのスキルを持たせておいて方が良さそうという思惑に見て取れる。
 では、子ども向けのプログラミング教室はどんな言語を使っているだろうか?
 
 自分が最初に使ったプログラミング言語は”Basic”、職場での月間シフト表と毎日の座席配置表を出来るだけ公平にアサインする為の補助ツールとして作成した。
 ところが、同じことをExcelのMacroで出来ると聞いて、”Visual Basic”にバージョン・アップ、エクセルも併用するので表作成、関数利用など手間が省けるようになった。
 これと同じようなプログラミング言語であったなら、とても子どもの手には負えない。
   ”Visual Basic 入門講座” 
 
 子ども向け教室に出てくるのは、Ruby、Scratchなど聞きなれないプログラミング言語
 子どもが習うのだから、もちろん大人には充分易しいものだろうと思う。
 それぞれの言語照会先を見てみると、
  
   ”知って試そうRuby

 島根県松江市在住のまつもとゆきひろさんが考えたプログラミング言語ということで、松江市が言語普及を後押ししているようだ。
 Javaよりも効率よくプログラムが書けると紹介しているが、かなり直感的で覚えやすそうだ。

   ”Scratchで始めるプログラミング教育(1):”
   
 ビジュアルプログラミングを用いたプログラミング環境を謳っている。
 ”ビジュアルプログラミングとは、パズルを組み立てるように、ブロックとして用意されている「命令」を、いろいろ組み合わせるプログラミング”、だそうだ。
 
 このScratchで気に入ったこと、それはプログラミングの学習は、単に命令文を書くスキルを学ぶだけではないと力説していること。

 「子どもたちにプログラミングを教えるメリットは彼らが新しい技術を使うだけではなく創造できるようになることにある。プログラミングはコンピュータの専門家だけのものではなく万人のものである」
 「アイデアを形にする力・創造力と、物事を順序立てて考える力・問題解決能力・論理的思考力を、“楽しみながら”身に付けることができる。」
 
 MITメディアラボ ライフロングキンダーガーテングループのミッチェル・レズニック氏の動画が参考になると思う。
 
 自分でも、Excelマクロを組むとき、最初に結論を想定する。
 次にそこに至る道筋を組み立てていく。何をInputし、どう条件に合わせて取捨選択し、完成形に効率良く導いていくか、
 これは、仕事全般に使える思考法だと思う。ただし、正しく最適な”結論”を最初に熟考しておく必要があるが、
 
 子ども向けプログラミング教室が、スキル以上に創造力、問題解決能力の開発に役立ってくれれば幸いだ!!!