映画「ELVIS」 評価 4+

 アカデミー賞の8部門にノミネートされた「ELVIS」、
 これはただの伝記映画ではないと思い、ぜひレンタルしたいと思っていた作品、

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 昔からエルビス・プレスリーのファンでは無かったので、活躍していた時代にもあえてエルビスの曲を聞いたり、映画を見に行くこともなかった。
 ただ試写会で「エルビス オン ステージ」を見て、エルビス・プレスリーの迫力に驚いてしまい、それ以来好きになった。

 この映画「ELVIS」について事前に作品の内容を全く知らなかったので、単なる伝記作品だろうと思っていたのだが、アカデミー賞で様々な賞にノミネートされて、何で?と思ってしまった。

 今この作品を見終わって謎が解けた。

 エルビスが黒人社会で育ったということを初めて知った。
 時は人種差別が当然だった時代、JFケネディー、キング牧師、Rケネディーが暗殺される時期に黒人の歌を、卑猥な動きを見せるエルビスへ反感をもつ白人たちも多かった。
 そんな時代背景に思うように活動できず、辣腕マネジャー トム・パーカー大佐も時の流れに迎合していく、・・・・

 エルビスの悩みがよく分かる作品、
 エルビスファンでなくても見て損はない作品だと思う。
 ただ2時間半は少し長いかも、

 幾つアカデミー賞をもらうか楽しみだ。評価「4+」