TVの付加価値?

 日本のメーカーが世界のTV市場で苦戦していることは、最近のSONY, PANASONICの業績不振、東芝の国内TV生産中止の報道からも、その深刻さがうかがえる。
 
 その挽回策と云えるのか、この「ゴルフを愛するすべての人へ、ゴルフを見るなら<レグザ>」のキャッチフレーズの付いたTV、東芝の「ファミリーレグザ 50G5」は?
 
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 差別化を図る、ターゲットを絞るといった戦略で、ゴルフ好きに狙いを定めたのだが、????
 
 液晶TV、プラズマTVといった薄型TVはエコポイント効果もあって既に相当程度普及していると思う。
 そこに、ゴルフ好きのお父さん、お姉さんが買い替えまでしてコノTVを買うのだろうか?
 ゴルフブームも景気の低迷で元気が無い中、芝目が見えるから、ディンプルが見えるほどの臨場感のUP、各種ゴルファー向け機能の搭載はあるものの、相当の熱中者でなければ到底活かしきれない。
 話題としては面白いが、TV事業立て直しの救世主となる付加価値とは思えない。
 
 TV本来の精細感の向上、特定キーワードに基づく番組検索、録画機能、関連サイトへの接続が出来るのなら、それらを応用してもっとカスタマイズ出来るように機能解放すれば、需要層は格段に増えると思う。各種スポーツでも、料理でも、芸術鑑賞でも、何であれ、趣味の領域は広い。それらに簡単に絞り込みが出来るとなれば、大いなる付加価値となるだろう。
 
 個人的には3D機能が無いのが致命的!