「充実した人生を送るための、マネーと健康のはなし」なるセミナー

 SMBCフレンド証券10周年記念悠々投資セミナーの魅力的な表題につられて日経ホールまで、
 1.「激動の世界経済、日本経済」 財部誠一
   シェールガス革命による燃料費コストの激減は、米国の製造業復活と元気をもたらす、日本にも好影響
 2.「2013年後半の株式相場展望」 松野 利彦氏
   PERが低下している今が買い時、9月には戻るだろう、
 3.「道草のすすめ」 辰巳 琢郎氏
   -辰巳氏の知識は豊富なれど、ワイン談義をしているようで的が絞れなかった、
 
 財部さんの話にあった「シェールガス革命」の影響度合いの大きさについて、日本ではほとんどマスコミも取り上げていない。せいぜい米国がサウジアラビアを超えた石油大国になりそうだという、遠い将来の話のような言いぶりだ。
 だが、氏の話によれば、現実には天然ガス価格が$13/MMBtuから$2台まで下がり、現在$4/MMBtu程度に落着いている。その余波はガス輸出国であるカタールに至り、米国向けの輸出分の振り分け先が原発停止中の日本へ、それでも余った分がヨーロッパに至り、そのまた余波をロシアがくらい、浮いたガスを必死に日本に売り込んできた、北方領土問題も絡めて、という世界的規模の影響をもたらしているという事実は初耳だし、なるほど!と思ってしまう。
 
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