もう終わりかけなのだが、花だけ咲いていて、葉が何も出ていない。
しかも、春先のクロッカス、秋口のサフランに較べ、花の大きさが極端に大きくとても目立つ。
花が少ないだけにその奇異さは特段だ。
原産地は西アジアというから、季節的にはマッチしている。ただ、葉は春先に出てくるというからちゃんと冬支度はしているのだろう。
コルチカムという名前から、何か聞いたことがあるような?と思ったら、痛風のクスリ「コルヒチン」の原料になるということだ。そうそう種なしスイカやブドウを作るときにも使われるというの聞いたこともある。
「犬サフラン」とも云われるそうだが、確かにサフランのような赤く長いメシベが見当たらない。これでサフランと同じように香料が取れたらもっと栽培されただろう。