かつぶし削り

 本当は「かつおぶし削り」なのだが、「かつぶし」の方が云いやすいので、
 
 先日、築地に行った時「かつおぶし削り器」を買ってきた。
 実家から持ってきたものがあったのだが、何せ年代物で使っていなかったので刃が錆びてしまった。
 「削り器」は結構値が張るのだが、築地では普及を兼ねてとても安い値段で売っていた。
  
イメージ 1
 
 これまで実家では見よう見まねで削って来たのだが、店の人が正しい持ち方と削り方を説明してくれた。 なんとこれまでが違っていたものか、そして結構違和感のある持ち方だ。
 また、削る人の力に合わせてというか、男女で刃の出方を変えるそうで、当然男用に調節した。
 
 そして今日、箱から取り出して初めて新しいかつお節を削ってみた。
 
イメージ 2
 
 このように尾の方を持って、腹の部分を手前から向こうに押しながらカンナにあてる。
 すると、
   
イメージ 3
 
 鉛筆削りで削ったかというような、丸まったかつお節が出来上がった。
 明らかに香りも良いし、味も濃厚で甘い!
 美味しいと思っていた築地のお店の削り節より更に美味しかった。
    
イメージ 4
   
 かつお節の断面からは黒光りする身が出てきた。
 
 大量使用には向かなものの、手作り感は大きい!