当然解禁日とあれば、アルコールに極めて弱い自分としても味見をするのが倣い、
今年も George Dubeuf 版のヴィラージュ・ヌーヴォーにした。ただし、飲めないことから250mlの最小サイズにした。それでも¥810というのは円安のせいだろう。
なぜ、このデュブッフにしたかというと、店頭で他の二種類のものを試飲させてくれていた。
飲みなれない自分が試飲するのもなんだが、素人なりの味見で、
一応甘口と云われていたお値段高めの方を、こちらはヴィラージュとなっていたが、
まず、口に入ったのはコルク臭のような枯れた香り、そして相当に渋い、ブーケのような甘い香りは無し!これがヌーヴォーと思うほどに、極々ありふれた赤ワインの味、
次に少しだけ安い単なるボジョレー・ヌーヴォー、
先ほどより少しだけ甘い香りがするが、やはり渋いし、新鮮なというより熟成が進んだといった味、ヌーヴォーらしさが無い。
ということで、試飲の二種類は自分の口に合わなかった。他に小瓶でないのかと探したら、試飲はさせていなかったが、このデュブッフの250mlボトルが置いてあった。相対的に先の二種類より高い。
これに期待を込めて、まず一口、
渋い、これも先ほどの二種類と同じ。香りも少なく、昨年のような口いっぱい、鼻いっぱいに広がる花のような香りと甘み、まるでジュースを飲んでいるような美味しさが感じられなかった。
どちらかというと辛口ワインだろう。
今年は出来が良いと報道されていたが、本当?と思ってしまう。
諦めて、しばらくワイングラスに注いだまま暫く置いておいたら、・ ・ ・
なんと、空気・温度になじんだのだろうか、口に含んだ時の香りの広がりが戻ってきた。
新鮮なというよりは、落ち着いた良い香り、渋みは消え、辛口特有の口の中がすっきりする。
これはこれで美味しいワインなのかも知れない。
でも自分の好みでは無い。もう少し甘口で、香り重視、2013年版がイイ!!!
ヌーヴォーとしてコルク栓、これはスクリュー栓だが、開けてスグ飲むのでは無く、赤ワインの作法通りに暫く空気に馴染ませてから飲むのが、今年のボジョレーには相応しいようだ。
年に一度だけのワイン通!