下北沢本多劇場にて”幕末太陽傳”を見る

 下北沢を歩く人々を見て、世の中に若者はまだ沢山いるのだと実感した!
 
 本多劇場は下北沢の駅前なのだが、線路工事のお陰で行き辛くなっていた。
 ロビーはこじんまりしているが、これでも下北沢に数ある劇場の中では一番大きいとか、ロビーから入ると客席の真横から入るので、少し違和感があった。
  

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 ”幕末太陽傳”なる映画が下敷きとは知らなかったが、舞台を見ていればそれが”落語”由来のものであることに気づく。
 落語は一人芝居で小道具はせいぜい扇子と羽織、こちらは究極に削られたとはいえ多少の大道具と小道具、それに話に合せた登場人物と、駆けずり回るエリアとより現実味が増している。
 でも、他の作品に比べれば何も無いに等しい。それでも視覚と想像力に訴えてくるのは、あたかも能の世界の様、実に面白い演出だと思った。
 出演者も、走りっぱなしでさぞや疲れることだろう!
 
 高杉 晋作、久坂 玄瑞といった”花燃ゆ”で馴染みの名前、出来事が出てくるので、話の理解には役だったが、初めて見聞きするとしたら、どうなんだろう???
 
 新鮮なドタバタ喜劇、”太陽族”の要素は分からなかった。
 映画なら、落語が起源でも色々と視聴覚の援軍があるだろうが、舞台ではそうもいかない。特にこの超単純化された演出では、・ ・ ・ ・