久しぶりに株主総会へ DIC編

 今回は”DIC(ディーアイシー、旧 大日本インキ化学工業)”、
 川村記念美術館にはちょくちょく行くが、株主総会には初めて、場所は日本橋の三井ホール、

 午前10時に開会され、型どおりの説明があり、質問を受け付けたが質問者は2名、
 ぬるい経営体質を叱責しつつ、前中期計画と今中期計画の継続性、配当性向の未達など、
 その後議案の採決に入り、いわゆるシャンシャン総会に相応しい終わり方をした。それでも全部で50分くらいは掛かっただろうか、
 
 以前行ったことのあるSONY株主総会のような緊張感のある厳しいやりとりは皆無であった。
 第118期株主総会とあるごとく、1908年2月本所に創業した老舗会社、100年以上も存続していることはリッパである。インクをベースとした新事業に限定して展開してきたことが救いになっているのだろう。
 
 おまけ、
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 それぞれが江戸時代の色の呼び名が付いている。へぇ~としか云いようがない。
 色へのこだわりが見られて、しかも粋である。
 
 4階の受付会場から外に向かうエスカレーターの真ん前で90度の最敬礼をして見送っている黒服の女性がいた。周囲の社員に比べその様は丁寧すぎる違和感を抱いた。さすがシニアの挨拶は違うと思ったものの、自分が通り過ぎるころにはツンとすまして突っ立ていた。誰に頭を下げることなく、
 きっと株主への挨拶というより、旧役員かなにか特別な知り合いへの挨拶だったのだろう。