東洋経済Onlineに「鉄道車両「定員オーバー」してもなぜOKなのか」という記事があった。
https://toyokeizai.net/articles/-/417475
そういえば、車の定員も乗用車の場合はかなり厳密で、座席数以上は乗れない。でも、バスはギュウギュウ詰めが許される。
今は映画館も入場できるのは座席数分だけで、立ち席は多分無いのだろうが、子どもの頃は隙間からスクリーンを見るほど混んでいた。「定員」なるものがあったのかどうか?
この記事によれば、鉄道の定員には三種類あるという。
「座席定員」: 座席数を算定したもの
「サービス定員」:通常の運行に支障のない定員数
「保安定員」: 車両の構造または運転上、それ以上乗っては危険だという定員数
鉄道のばあいは、「サービス定員」だそうだ。
電車に乗るのに「定員」を意識したことはない。
座れればラッキーだし、吊革に捉まった方が安心だし、ギュウギュウになっても電車が壊れるとか走行できなくなるなんて思ったことも無い。
あの細い二本のレールの上を鉄の車輪で時速100Kmオーバーで走っても、それに耐えられる構造と安全策が備え付けられていると信じている。
乗車率150%とか混雑度が表示されて初めて定員なるベースを漠然と意識するだけだ。
乗用車は「座席定員」、バスは「サービス定員」になるのかな?
エレベーターにも総重量とか定員が書かれているが、無理して乗り込もうとするとブザーがなって気恥かしい思いをしたこともあるが、総重量が優先されるので、定員の意味がなさそうに思える。でも、こういう時は「重量オーバー」と言わないで「定員オーバー」と言ってしまうのは降りざるを得なかった人への「配慮」なのだろう。
「定員」の使い方が、状況によって使い分けられているのは、知らない身としては都合良くあしらわれているような気もする。
せめて、賞味期限と消費期限くらいに分かりやすく定義して欲しい。