あの”Fifty Sades of Grey”が舞台となって上演されるのかと思いきや、パロディー版ミュージカルだった。
開演までに何人男性が入場するか数えてみたら、自分も入れて35名だった。
座席数(471)に対して入場者は約8割、ということは女性が90%以上!!!
日本でこの様な作品が出来る訳は無いと思っていたのだが、劇中でも出演者が語っているように、これはオフ・ブロードウエイで”50 Shades!”として上演されたものだった。
若干原作のストーリーは引き継いでいるものの、本や映画で馴染んでいない人には何がなんだか分からないと思う。
3人の女性が”Fifty Shades of Grey”の本に興味を持って読み進むに合わせて、アナとクリスチャンの関係も進んでいくという筋書きだ。
歌は映画とも無関係、オリジナルのミュージカルだ。
この舞台の面白いところは、バンドの生演奏に合わせて極々少ない小道具で全てを賄っていること。
踊りのキレもよく、歌ともども卑猥ではあるが、エロティックとは云えないかも、どちらかというとコメディが先行している。アドリブが随所に見られ、かつアナ役の玉置成実は途中で吹きだして笑いが止まらなくなり歌えなくなった箇所もあった。
願わくば、音量が大きすぎて歌詞が聞き取りにくいので、もう少し下げてもらいたいものだ。
まぁ、ノリの良いおふざけミュージカルといったところか、楽しいので「3+」