白馬山麓紀行 詳細版⑤ トロイメライのディナー②

 ”レストラン&ホテル トロイメライ”に宿泊して2日目、
 八方池への山歩きは、久しぶりに高山に来たという実感を得た。

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 今夜のフランス料理のメニューは、夏のメニュー、その中で牛フィレ肉のグリルを選択した。
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 最初の三品、
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 ホタテ貝のパートブリック包み; 春巻きの中身がホタテ貝というイメージ、皮だけ食べるとどうってことないが、ホタテ貝に突き当たると美味しさが伝わってくる。でも感激するほどではないな、
 
 フランスパン; これは美味しいソースを残らず平らげるのに必須、ただパンそのものが美味しいのでついつい齧ってしまうし、バターを付けても美味しいし、お代わりするとお腹が膨れすぎるし、
 
 人参のムールとコンソメジュレ キャビアを添えて; この人参のムールなるものがクリーミーで甘く、土台となっているクリーム仕立てのムースとコンソメと相俟って、お菓子みたいに美味しかった。キャビアは塩味として味を引き立てていた。これ美味しい!!!
 
 甲殻類のビスク; 甲殻類とは何か?尋ねたが、色々と云われてしまった。ザリガニも入っているのだろうか?エビとかカニとか、とにかくミソ類のクリームスープは格別に美味しい◎
 
 次なる三品とデザート、
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 マグロのマリネ サラダ仕立て; まずトマトが驚くほど美味しい。野菜類は地元産とのことなので、新鮮で味が濃厚、マグロのマリネは初めてだが、こうやって食べる方法もあるのだと感心した。これはサラダの美味しさを味わう一品だ。
 
 鰆のポワレ 粒マスタードのソース; 山芋をグリルしたものの上に置かれた鰆、パリパリの皮の切れ目に沿ってカットして食べると身が崩れないで、マスタードと絡めて美味しく食べられた。素直に美味しい!!!
 
 国内産牛フィレ肉のグリル バジルソース; 信州牛と紹介があったが、このようなフィレ肉を食べたのは初めて!!!その前に、トマトを焼いたものがつけ合わせで出ていたが、形が崩れることなく甘みを凝縮した実に美味しいトマトだった。
 このフィレグリルの驚きは、繊維に沿ってカットすると先ほどのマグロのように簡単に切れる。これはフィレなら当然かもしれないが、口に入れた時の食感が違う。グリルした周りの薄い部分は歯ごたえがあるが、芯はバジルソースと融合してあたかもレバーを食べているかのようにとろけてしまう。驚きに絶品だった。
 
 お口直しのデザート、
 レモンのタルト; 随分とアップに撮ってしまったが、甘すっぱさが、いや~美味しい!
 
 パイナップルのスフレグラッセ; スフレグラッセというか柔らか目のムースというか、兎に角甘いもの大好き人間にとっては、この上ない喜びである。
 
 美味しいフィレ肉に遭遇したことが一番の喜びだ!
 
 ここのカトラリーはフランスのシルバーウエアである”Christofle(クリストフル)”を使用している。
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 ナイフはこのように刃先を内側に向けて置くが、フォーク、スプーン類は先端を下向きにして置く。
 なお、カトラリーは料理ごとに全て入れ替える。
 
 お腹がいっぱいになってところで、露天風呂に入って、
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 露天風呂は半地下に二つ並んでおり、左側がニース、右側がカンヌ、この写真はニースの方、
 丸い月が木々の間から見えていた。
 
 次回は”栂池”編、