”レストラン&ホテル トロイメライ”に宿泊して2日目、
八方池への山歩きは、久しぶりに高山に来たという実感を得た。
今夜のフランス料理のメニューは、夏のメニュー、その中で牛フィレ肉のグリルを選択した。
最初の三品、
ホタテ貝のパートブリック包み; 春巻きの中身がホタテ貝というイメージ、皮だけ食べるとどうってことないが、ホタテ貝に突き当たると美味しさが伝わってくる。でも感激するほどではないな、
フランスパン; これは美味しいソースを残らず平らげるのに必須、ただパンそのものが美味しいのでついつい齧ってしまうし、バターを付けても美味しいし、お代わりするとお腹が膨れすぎるし、
人参のムールとコンソメのジュレ キャビアを添えて; この人参のムールなるものがクリーミーで甘く、土台となっているクリーム仕立てのムースとコンソメと相俟って、お菓子みたいに美味しかった。キャビアは塩味として味を引き立てていた。これ美味しい!!!
次なる三品とデザート、
マグロのマリネ サラダ仕立て; まずトマトが驚くほど美味しい。野菜類は地元産とのことなので、新鮮で味が濃厚、マグロのマリネは初めてだが、こうやって食べる方法もあるのだと感心した。これはサラダの美味しさを味わう一品だ。
国内産牛フィレ肉のグリル バジルソース; 信州牛と紹介があったが、このようなフィレ肉を食べたのは初めて!!!その前に、トマトを焼いたものがつけ合わせで出ていたが、形が崩れることなく甘みを凝縮した実に美味しいトマトだった。
このフィレグリルの驚きは、繊維に沿ってカットすると先ほどのマグロのように簡単に切れる。これはフィレなら当然かもしれないが、口に入れた時の食感が違う。グリルした周りの薄い部分は歯ごたえがあるが、芯はバジルソースと融合してあたかもレバーを食べているかのようにとろけてしまう。驚きに絶品だった。
お口直しのデザート、
レモンのタルト; 随分とアップに撮ってしまったが、甘すっぱさが、いや~美味しい!
美味しいフィレ肉に遭遇したことが一番の喜びだ!
ここのカトラリーはフランスのシルバーウエアである”Christofle(クリストフル)”を使用している。
ナイフはこのように刃先を内側に向けて置くが、フォーク、スプーン類は先端を下向きにして置く。
なお、カトラリーは料理ごとに全て入れ替える。
お腹がいっぱいになってところで、露天風呂に入って、
露天風呂は半地下に二つ並んでおり、左側がニース、右側がカンヌ、この写真はニースの方、
丸い月が木々の間から見えていた。
次回は”栂池”編、