マンションの管理組合員名簿、

 日常生活しているうえで、マンション居住者の名簿を利用することは無い。
 連絡も、ドア、もしくはエントランスでピンポンすれば話が出来るし、文書をポストに入れておくことでも事足りる。

 ただ緊急時の対応として、居住者数、年齢構成、連絡先(自宅・携帯・外部)だけは押さえておきたいと思っていた。

 そこで組合員名簿を作成・保管している管理会社にコピーの提出を求めた。
 もちろん個人情報保護法に則って、

 そのリスト(データのアウトプット)を見て気づいたことは、
  管理組合員と居住者の別リストになっているハズなのだが、記入が混在していた。
  同居者のデータが無い。
  本人も含め年齢が記載されていない。
  連絡先は自宅and,or携帯で、外部(居住者とは別)の緊急連絡先はない。
  データのアップデートがされていない。
 ということで、これを緊急用に利用することは全く出来ないことが分かった。

 入居時に記入する管理組合あての用紙には、家族構成、生年月日、勤め先・学校などの欄もあったはずなのだが????
 これは今回管理会社が出し渋ったか、もともとデータかされていなかったのか、
 そもそもこれだけ詳細の入居届は誰が、どういう時に利用するのだろう?

 ルール上は家族構成が変わった場合、例えば子どもが転出するとか、誰か亡くなったとか、変動があった場合は届け出ることにはなっているのだが、自身も含め、そういう届け出の実態がまるで無く、もちろん反映されていない。(ページすらない)

 このような名簿の更新作業は、管理組合、管理会社が責任を以って実施しなければならなかったのだろうが、結果はそうではなかった。

 正直なところ、自分も何回か管理組合の理事を経験している。だが、その間に管理組合員名簿について話題になったことも無かったし、
 ましてや、おそらく歴代の理事長も名簿を見たことはなかっただろう。

 地震、火事、孤独死等々不測の事態がいつ起きるか分からない。
 管理会社の作成した名簿とは別に、緊急用居住者名簿の作成が急務だと実感した。