惑星の明るさの計算方法に変化、

 東京天文台のページに、
 「惑星の明るさの計算方法が変わりました」
  https://www.nao.ac.jp/news/blog/2021/20211215-planet.html

 例えば金星の場合、これまで最大の光度は-4.7等だったのが-4.9等にアップした。
 これは1986年以降使っていた方法から、太陽観測探査機SOHOの観測成果などを反映させた最新の方法に変更した結果だという。
 その最大光度だった日が12月4日、丁度このブログでも金星の三日月状態の写真を偶然に載せていた。(12月5日のブログ)

 なんで真ん丸では無く三日月状態の時が最大光度なのか?
 少し不思議に感じたが、このページにはちゃんと説明図が載っていた。

Vinus.jpg

 明るさは距離と密接な関係があり、一番近い時は新月みたいに欠けているし、一番満月のような時は一番離れており、しかも太陽の後ろだから見えない。結局三日月状態の時が一番明るくなるそうだ。

 というわけで新旧の光度差のグラフは、

Vinus2.jpg

 確かに2回の三日月状態の時がピークになっている。

 他の例は関連リンクの中の
  暦象年表の改訂について(暦計算室)
   https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/topics/html/topics2022_1.html
 に載っている。