エクセルのIFS関数を使ってみる。

 エクセルを2007から2021に更新した中で、一番気になったのがIFS関数、
 IF関数の発展版で、IF関数のネストをすることなく、条件を並べることにより目的の結果を導き出すことが出来るというもの、

 試しに選んでみたのは「給与所得控除」の計算、
 国税庁の出している控除一覧表を見て、当てはまる%と控除額を入れれば簡単に計算できるのだが、それを敢えてIFS関数で、

Kyuyokojo.jpg

 収入段階は6つ、
 給与収入等に応じて、国民健康保険料を計算するエクセル表を、

Kyuyo1.jpg

 D6の赤い部分に収入を入れ、K4:M10の範囲の控除率と金額の表を利用してE6、F6に適用の%、控除額を検索、G6に控除額を計算する。

 その場合のIFS関数は、

IFS1.jpg

 収入の多い方から順に5つの条件を並べ、それ以外=0まではTRUEとして0%を持ってきている。
 同様に、控除額もIFS関数を利用して、

 これは楽で分かりやすい。
 要は国税庁の表を高い収入の方から順番に人の目が見るようにエクセル関数が見やすい=作り手が見やすい表にしている。
 
 以前だったらIF関数を何段にも重ねて組むわけだから、途中で何をやっているのか分からなくなってしまう。
 それならマクロを組んだ方が手っ取り早いと思うだろう。

 エクセル2016から入った新機能ということだが、素晴らしい!!!
 2007から大分進化しているようだから解説書を買ってこなくては、・・・