美術館めぐり 土牛、国芳・国貞

 渋谷方面ということで、
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 最初に向かったのは山種美術館
 ”奥村土牛 画業ひとすじ100年のあゆみ”

 美術館が移転してから初めてだったので、チケット裏の地図を頼りに歩いていったら見事道に迷ってしまった!渋谷橋の交差点を直進となっていたが、横断歩道橋を渡らずに道なりに、そうカーブしているとも思えないので、・ ・ ・
 広尾高校の向かいにポツンとある山種美術館、展示エリアは地下となっていた。
 
 土牛の絵をこれだけ沢山見るのは初めて、色々な作品があることに驚いたし、よく集めたものだと感心した。”醍醐の桜”や”鳴門”が有名だが、動物も可愛らしく描かれている。
 実は美術館の中でも、順路に迷ってしまった。壁沿いに進むのではなく「順路④へ」とか、急にとんでもない方向に飛ばされる。それが何処だかハッキリ明示されていない。道案内といい、展示順路の案内といい、普通のセンスではない。
 土牛の作品が良いだけに、全体的印象を悪くしてしまった。
 
 次に向かったのは渋谷Bunkamuraザ・ミュージアム、もちろん徒歩で、
 ”ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしたちの国貞”
 
 国芳・国貞の浮世絵を実物で見るのはこれが初めて、
 まず一見して、これは浮世絵の原画?版画ではないのでは?と思うほどに色が濃く鮮明!
 日本の美術館ではなく米国のボストン美術館が所蔵していることに嫉妬してしまう。
 
 浮世絵は広重とか北斎とかの代表作を見慣れているせいか、一枚一枚ごとに独立しているものと思い込んでいたのだが、三枚構成のものが沢山展示されていた。
 三枚のほうが、構図が大胆かつ動きが出てくる。その迫力、訴える力が違う。とくに国芳の作品は見事であった。動の国芳、静の国貞と言えるかも知れない。
 自分としては、国芳のほうが見ごたえがあって気に入った。
 
 三枚を少し間隔を空けてガラスの額の中に収めてある。その隙間を考慮した図柄になっていた。
 そして面白いことに、その縦横比はどうみてもハイビジョンサイズのように思える、江戸後期に!
 
 両方の企画展、中身は見るに値する素晴らしいものだった。
 
 おまけ、
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 日本で見られるダビデ像