いずれも会場は上野、
上野駅でのお迎えは、巨大なピンクのパンダゴジラ!!!
訪れた美術展はこの三つ、
*コートールド美術館展 魅惑の印象派 於 東京都美術館
*伊庭靖子展 まなざしの あわい 於 東京都美術館
*丸山応挙から近大京都画壇へ 於 東京都藝術大学美術館
まずは上野公園をぬけて、
日差しは強いがカラッとして気持ち良い。
東京都美術館では最初に コートールド美術館展へ、
驚いたのはマネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴーガンなど印象派の名だたる画家の、見たことのあるような作品がズラリ、それを実業家コートールドが個人で蒐集し、しかもロンドン大学の美術研究所に寄贈したという、
自分としては絵画を違和感なく見られるのはこの時代から、自然で何気ない瞬間を描いている。
この美術展は見るに値すると感じた。
次は伊庭靖子展へ
入口は入ってスグに並んでいたのは、クッションを描いたかなり大きな作品、
その細密感、触れたくなるような生地の立体的な表現、ホキ美術館に置いた方が良さそうな写実的、これにはビックリした。
その後の作品は淡くて、ものによっては見えないくらいのうすさ、色が置かれているようなのだがほとんど分からない。
写真がベースになっているとパンフレットを見て分かったが、写真そのものと思えるようなモノを忠実に描いた作品、
こういう作風に出会ったことが無かったので新鮮な驚きで、かつ素晴らしかった。
東京都美術館から少し西に行ったところに東京藝大美術館がある。
そこで開催されていたのが丸山応挙を元とした京都画壇の作品展、
最初に展示されていたのは「写生図巻」、動物や植物、その精密な描写に絵の基礎が完璧に出来た上での屏風絵の表現なのだと実感した。
描かれている作品は、中国風の型の決まったものが多い。動物にしても図巻とは異なる止まった絵になっている。
この時代の作品としては「素晴らしい」ものなのだろうが、どうしても馴染めない。
ということで、三つの美術展を見て良かった順は、伊庭靖子展 → コートールド展 → 応挙展
疲れたので上野風月堂で一服!