これは拾物の作品だった!
トム・フォードといえば007のスーツをスグに思い浮かべるが、映画監督もしていたとは、
今年の5月にレンタル開始になっている作品、目立たないので気づかなかった。
ストーリーは込入っているので、明かさないことにするが、
というか、難しい。解釈を入れようとすると説明がつかない。
暴走族の罠に嵌って車から降りてしまった。あおり運転を思い起こさせるが、車外に出ないことが身を守る鉄則、かといってあの場を逃げる術は無かった。
元夫エドワードから送られてきた小説の名前が”Nocturnal Animals”夜行性の動物たち、の出だし、
それを読むスーザンは主人公トニーと妻レイを、エドワードとスーザンに置き換えて頭の中に映像を作って行く。何もそうしなくてもイイのだが、
あまり難しく考えることなく、素直に”REVENGE”と捉えれば良いのだろう。
その方が後味がスッキリする。
暗い、重たい、人間味が感じられない。でも、評価は「4+」