顔で人を見分ける、FBI版と人相版、

 たまたまプレジデントOnlineに二つ似たような記事が出ていたので、

 一つは、
  「FBI捜査官の常識」ニセモノの笑顔と本物の笑顔を一発で見分ける"ある方法"
  https://president.jp/articles/-/53229

 もう一つは、
  「思考スピードの速さ」「寛容性」「野心」顔を見ただけでわかる内面の特徴
    口の非対称には注意が必要
  https://president.jp/articles/-/53038

 FBI版から、
 相手に「好意シグナル」を送る3つのポイントとして、
  ① 「眉をさっと上げる」、
      → 「私は怪しい者ではありませんよ」
  ② 「頭を傾ける」、
      → 「私は脅威ではありません」
  ③ 「本物の笑みを浮かべる」(人間の脳は作り笑いと本物の笑顔を見分けられる)
      → 「あなたを受け入れます」

 そして、
  笑顔が本物、
   ①口角が上がっている、②目尻に皺が寄っている、③頬も上がっている
  作り笑いは、
   ①どちらかに笑みが片寄っている、②タイミングが遅くなりやすい、③不自然なかたちでしだいに先細りになる
 ただ、練習を積み重ねると意のままに「本物の笑顔」を作り出せるらしい。

 ということは、FBI版はこう見られやすいというポイントをマスターすれば、・・・・・
 ますます疑り深くなってしまう?

 人相版は、
 目や口などの顔のパーツから、現在の心の状況を客観的に把握することができる!

 ① 耳は「独立心」を表す
    → 正面から耳が見える場合は、独立心や自立心が強く、何でも自分でやろうとする傾向がある
 ② 顔の肉付きは「寛容性」や「順応性」を表す
    → 肉付きが豊かな人は、どんな場所でも寛容性や順応性を発揮しやすいコミュニケーション上手
      頬のハリがあるときは困難に立ち向かうチャンス
 ③ 口は「社会との窓口」
    → 唇が厚い人は温厚で穏やかな傾向があり、あたたかい言葉を人にかけるのが上手
      唇が薄い人は、論理的で的確な指摘ができる
      寛容性が高くなってくると、唇の厚みが増してくる
      口が非対称になっているときは内面に大きなストレスを抱えているのかも
 ④ 額は「思考のスピード」を表す
    → SHarp.jpg

 ⑤ 頰骨は「愛されたい欲求」や「成功欲求」を表す
    → 頰骨が大きくなるほど、これらの欲求が強い傾向がある
 ⑥ あご先の形状は「野心」の大きさを表す
    → 平らでどっしりしている人は、野心があり、自分に自信があるタイプ
      細く尖っている人は、あまり自分に自信が持てない傾向がある
     あご先が眉頭より前に出ている人は、野心を自分の力だけで実現する力がある
      あご先が眉頭より後退している人は、野心はあっても実現力に欠けるところがある
 環境の変化によって内面が変わると、顔も徐々に変わってくる!

 相貌心理学、恐るべし!
 相手を見分けるというより、「本当の自分を知る」ことにメリットがあるということなので、早速鏡を見てみたが、・・・・

 目は口ほどに物を言いどころではなく、顔のポイントそれぞれがその人の内面を表しているとは、
 FBI版は意図的に作り出せそうだが、人相版は積み重ねで出来上がるので意図的には出来ないだろう。
 結構人を見る時に参考になりそうだが、そういう人と決めつけてしまうのも如何なものか、やはり自分自身の内面把握に特化した方が良さそうだ。

 人相版には①~⑥まで図表が出ているので分かりやすい。