もう少しためになる映画かと思ったら、全く参考にならなかった。
あたかも、バラ色の老後生活のヒントになるかのような宣伝を見ていただけに落差は大きい。
配役陣は豪華、それぞれに個性を発揮していて良かったと思うが、
まず、テンポが鈍い、まどろっこしいというか説明調に話を進めているのだが、「遅い!」と何度も思ってしまった。
次に、資金=現金が無いことの実感に乏しい。月45万円程度の出費をしていた一家が、夫婦ともに失業し、慣れないパート生活をしている割に生活レベルは変わっていないし、切迫感も乏しく現実味がない。
喜劇として深刻にならないようにしているなら、それもアリだが「老後の資金」をテーマにするなら不向き、
家を売り、シェアハウスに住むことが、お金が無いことの解決策として提案しているようにも思えるが、それも数多いる老夫婦にはヒントにならない。
なぁ~んだ、深刻な問題を茶化しているの? ということで評価「3」
久々に厳しい評価になってしまった。残念だ。