物理の法則 洗浄便座

 これは男性でなければ縁なきコトではあるが、

 

 小用を足すとき便座を持ち上げて立てる。

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 この立った状態が用を足している間中継続していることが、当然のこととして必須条件である。

 

 然るに、夏場この必須条件がどうしても満たされないことが頻発した。

 何年間か使用しているので経年劣化で支えが緩んでいるのか、便座位置がずれて=後ろに行き過ぎて90度の角度を保てないのか、あれやこれや考えつつ、時には手で押さえつつ用を足す羽目となった。

 

 ところがである、あの暑い夏が過ぎ去って快適な、時には涼しすぎるかと思うような気候になって、この憂いは完全に無くなった。

 便座は直立したまま微動だにしない。多少の据え付け位置がずれようが全く影響ない。

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 別に何も修理した訳ではない。涼しくなったら直ったのである。

 

 これこそが物理の法則のなせる業だろう。それが何であるか定かではない。

 考えられることは、取り付け部分の回転軸と軸受けの締まりが良くなった。

 即ち熱で膨張すると軸・軸受けとも半径が大きくなるのだが、瓶の蓋を温めると取れやすくなるのと同じで、外側の方がより大きくなる=緩むということが考えられる。

 また摺動部の摩擦係数が温度が低いほど大きくなることも考えられる。

 

 いずれにしても、便座もこの暑さには耐えられなかったということだ!