アルツハイマーの早期発見

 アルツハイマーに自ら気が付くころには、随分と症状は進行しているのかも知れない。
 CNNの記事によれば、
 
『 アルツハイマーは症状が出る10~15年前から脳内の変化が始まり、記憶に問題が生じるころには脳細胞の40~50%に影響が及んでいることが、これまでの研究から判明している。
患者の脳内にはベータアミロイドと呼ばれるたんぱく質が蓄積することも分かっているが、現時点でそうした物質の存在をはっきりと確認できる手段は存在しない。』
 
 結果論として、アルツハイマー=ベータアミロイドの蓄積が多い
 ただ、ベータアミロイドが悪さをするというのではなく、逆に損傷を受けた脳を保護するために生産されているのではないかとも云われている。
 だから、蓄積が多い=それだけ脳が損傷を受けていることの証でもあるわけだ。
 
 では、その蓄積状態をどうやって検査するかということで登場したのが目の検査、
 網膜、水晶体内でのベータアミロイドの蓄積量が脳内の蓄積量に比例するとのこと、
 
 問題は、そうやってアルツハイマーの予備軍だと分かったとして、どうやってくい止めるのか、
 有効な手立てが無いだけに困ってしまう。
 早期発見 → 早期治療 が確立しているのならイイのだが、深刻な悩みが追加されるのも苦しいものがある。