今回の旅行では山頂もしくは近くにケーブルカー、ロープウエイを利用して登る機会が多かった。
ツークシュピッツェの場合は登山電車が山腹のトンネルを潜り抜けて中腹まで、そこからロープウエイで山頂間近まで運んでくれた。
ドイツもオーストリアも、そしてこれから行くイタリアでも、著名な山にはそこここにロープウエイ、雪山用リフトが設けられており、簡単に山頂近くまで行かれるようになっていた。
ドイツ最高峰が2,962mというのは意外に低いなとも思ったが、誰もが到達出来るよう岩盤にトンネルを作り、外から分からないよう配慮しながらも観光地化するエネルギーは凄い。
下図の赤い線のを辿ってトンネルを抜けながら山頂をめざし、帰路はロープウエイで一気に下の湖、アイブゼー湖に戻ってくるというものだ。
登山電車はツートンの新しい車両、赤い屋根の上に見えているのがツークシュピッツェ、
車窓から見える家にもフレスコ画が描かれていたが、何の意匠か分からない。
左側の山の方が高そうに見えるが、コチラはアルプシュピッツェ2,628m
三ヵ国共通して、自転車に乗っている人が案外多い。しかもマウンテンバイクでかなりの高所まで登っている。乗り物への自転車、犬の持ち込みは自由、
途中駅の目の前の家で、ベランダの花の手入れをしている女性がいた。
窓から手を振ったら、喜んで返してくれた。
長いトンネルを抜けると、そこは見晴らしの良い展望台になっていた。
彼の国々には柵というものが無い。
これは4枚の写真をはり合わせたパノラマ、(クリックすると拡大します)
山頂からは下のアイブゼー湖が、サンゴ礁のような美しい色あいを見せていた。
ツークシュピッツェ山頂には黄金の十字架風のものが建っている。
鎖や梯子を使ってそこまで行けるようだが、風もあり多分体感温度的には0℃、
本当はこの山頂のレストランで昼食をとる予定だったのだが、 どういう訳か貸切のパーティーがあるとかで、再度ロープウエイで中腹の展望台まで下り、そこのレストランで食べることになった。
山の天気は変わり易いとはこういうことを云うのだろう、
下に降りるにつけ、雲が出てきて展望台まで来たら視界ゼロ、
昼食が終わったら視界ゼロの中ロープウエイで再び山頂まで行き、一気にアイブゼー湖まで別のロープウエイで降りてきた。
下界は本降りの雨となっていた。
湖の周りを散策する予定であったが、とても傘をさして回る気にはなれない。
カモが餌をくれるのではと、近寄ってきた。