”ミトコンドリア”の不思議

 先日のNHKTV「がってん」でも取り上げられていた”ミトコンドリア”、
 その第一の驚きは、細胞内に入り込んだ極々微細なエイアリアン、独自のDNAを持っていて分裂・増殖するということ、
 ミトコンドリアなしでは、動植物の生命維持が出来ないくらいに依存している。
 
 エネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸=高校で習ったような記憶があるが、)の生成能力が、細胞だけならブドウ糖から2分子なのに対し、ミトコンドリアは38分子という圧倒的な効率の良さに加え、1細胞内に100~数千個も存在するという、驚異的なエネルギー生成機能を提供してくれるというとても都合の良いエイリアンなので、共存が、というより頼らざるを得なかったのだろう。
 
 ミトコンドリアはエネルギー源だけでなく、”ステロイドやヘムの合成などを含む様々な代謝、カルシウムや鉄の細胞内濃度の調節、細胞周期やポトーシスの調節などにも大きく関わっている”(Wikipedia)となると、実際には生き死にを支配されているのかも知れない。
 
 ”若い体を目指すなら“ミトコンドリア”を増やせ?”なるGoodayの記事は、ミトコンドリアの活性化を図ることを意図している。

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 質の良いミトコンドリアを増やして、活性酸素の余分な発生を抑制し、細胞の健康状態を維持・向上を図るというもの。
 
 その為の”がってん”流運動は、「ちょっと身体に負荷をかける」、「カロリー制限」
 インタバル速歩、姿勢を良くする、階段の一段抜かし、スクワットなど、
 糖質制限(wz野菜・たんぱく質の増量)、

 普段の生活の中で少しだけ、運動とか食事内容とかを意識するだけで、ミトコンドリアとの協力関係が良好に保てるかもしれない。
 
 極論;
 人間の細胞は60兆個もあると云われている。ソレ×100~2000の存在を想像すると、人間の意識は人間の細胞が作り出したものなのか、ミトコンドリアが作り出しているものなのか?
 この世の生命体は、実はミトコンドリアの化身なのかも???