風の有難味を肌で感じる

 熱中症への注意をTV/ラジオで頻繁に喚起されているが、その中で「熱中症情報」として、危険・厳重注意などの区分けが使われている。
 今日8月6日、我がエリア=千葉県北西部は「危険 今日は涼しい室内で」となっている。
 
 それを察知したのか、
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 網戸にアブラゼミがへばり付いていた!
  
 その熱中症情報の基となる暑さ指数=WBGTは、Wet-Bulb Globe Temperature(湿球黒球温度)の略称だという。
 黒球温度(GT:Globe Temperature);
  黒い球の中にある温度計の温度で、弱風時に日なたでの体感温度と良い相関
 湿球温度(NWB:Natural Wet Bulb temperature);
  水で湿らせたガーゼを温度計の球部に巻いた温度、汗が蒸発する時に感じる涼しさと関連
 乾球温度(NDB:Natural Dry Bulb temperature);
  通常の温度計=気温
 
 昔、乾湿温度計というのがあって、その温度差を湿度換算表に照らし合わせて湿度を測っていたという記憶があるが、
  WBGTはその乾湿計に黒い球を加えた三種の温度計で測定した温度を加重平均したもの、
    屋外: 黒×0.2 + 湿×0.7 + 乾×0.1 
    屋内: 黒×0.3 + 湿×0.7           
 いかに湿度が重視されているかが分かる。
 
 汗の蒸発に効果がある風は熱中症対策にも重要な働きをしていることになる。
 
 先日も炎天下5Km先にあるJRの駅まで歩いていった際、案の定すぐさま汗だくになったのだが、あまりの汗にハンカチで後頭部、首周り、顔を拭いたところ、頭がクラッとしかけた。
 それまで風に吹かれて頭が空冷状態だったのが途絶えてしまったからだろう。幸いスグに汗が出てきて、首周りがひんやりしてきたので助かったのだが、
 それ以来、歩いている途中で汗をふき取ることは一切しないようにしている。
 
 家に居るときはクーラーで熱中症予防を!というが、今夏一度もクーラーを使用していない。
 三方の窓を開け放って、風を思いっきり自由に通り抜けさせているお陰だ!
 
 風の有難味を充分に実感している。