”マクドナルド”の創業の話は知らなかった。
そして、それはそれとして素晴らしいことだし、全世界の食糧事情にも貢献していると思う。
ただ、”マクドナルドのお店”として発足した、ディックとマック兄弟の拡大を望まずお店へのこだわりを捨てられなかった気持が可哀想にもなる。
”マック”の原型は主人公レイ・クロックがマック兄弟に出合った時にすでに出来ていた。
30秒で提供するスピード、メニューを絞った安さ、象徴的なゴールデン・アーチ、
シカゴ近郊にマック1号店が出来たとものだと思っていたが、本当は1940年カリフォルニア州サンバーナディーノにマック兄弟が作ったものだった。
シカゴ市内に1号店を模して作ったお店があるというのでわざわざ行ったのに、
確かにゴールデン・アーチだった。
世界的大企業に作り上げたレイ・クロックの執念の物語として、それなりによく出来た映画だ。
でも、マック兄弟への思いが後味を悪くする。ビジネスとはそういうものなのだろうが、評価「4」