法令で決まっているのだろう、年に1回マンションの受水槽の中を洗浄する。
二つに分かれた受水槽の一方の蓋が開いている。
まず、片方に貯まっている水を全部捨てる。その間は片方の槽でマンション全体の水の供給を賄う。だから断水にはならない。
全部抜けきると、このジャバジャバと音を立てて出て行く綺麗な水が勿体ない。イザという時に非常用水となるのだが、
この捨てている水もメーターが回って課金されるのだろうが、どこにメーターがあるのかな?
完全に抜け落ちると、中に人が入って洗剤で洗うらしい、その姿は上からは覗けない。
作業をしている人に尋ねたのだが、イザという時に受水槽の水は有用だが、一方で最近TVなどで震災時には各戸はトイレなどの使用は停止して水を流さないように、どこで配水管が壊れていて逆流するとか水漏れが起きる危険性があるので、と云われているが、配水管が壊れているかどうかはどうやってチェックするのかと、
答えは、通常は水漏れがあることを前提に水を流したり、ファイバースコープで確認したりするが、前提なしに調べるとなるとファイバースコープでも見つけにくいかもしれない。かなり大変な作業となる。
そもそも各戸が元栓を閉めたら、漏水は完全に止まっているのだし、本当に調べられるのか確かに疑問、
TV等ではマンション全体の排水禁止、安全確認が取れるまで使わないようにと推奨しているが、
震災直後に検査する人が現実に確保出来るのか、
確認できるまで排水禁止を場合によっては何カ月も強いるのか、
検査してみて何とも無かったら管理組合の責任は問われないのか、
等々、かなり非現実的な対応を求めている。
もっと素人でも即配水管の安全確認が出来る方法を”添えて”禁止措置を推奨すべきではないだろうか、無責任としか思えない。