映画「テネット(TENET)」 評価 4-

 話題になっている難解な映画、

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 観客数は自分も入れて4人だったが、

 何が難解か?
 時間が逆行する世界で、主人公は順行するからだろうか?
 現在で未来から派遣された組織の一員と共同作業したり、過去に遡って出来事を元に戻そうとしたり、

 ストーリーの展開についているように思えて、こんがらがっているようでもあり、どうなってるのと思うことも、
 なぜ主人公は武器商人セイターの妻キャットの命を救うために時間逆行までするのか、どうしてそこまで拘るのか、と思いつつ最後に腑に落ちたり、
 まぁ、製作、脚本、監督を務めたクリストファー・ノーランは全てを理解した上で作ったのだろうが、
 一体、何を云いたかったの? と思ってしまう。

 腹に響くような大音響で緊張感を高めてくれるが、無理に話を拗らせているようにしか思えない。
 オペラハウスで主人公が謎の人物に救われた時点で、未来が約束されてしまっているし、これは後になって分かることだが、
 もっと素直に描いても「映画」にはなる。話題作にはならないだろうが、

 とにかく長い=150分、
 いつもならエンドクレジットを最後まで見るのだが、早々にトイレに駆け込んだ! 
 やはり消化不良、評価「4-