映画 不死身の女性スパイ3本立

 TSUTAYAで借りて来た女性が主役のスパイもの3本、
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 左から、
  ザ・クーリエ(The Courier)、アナ(ANNA)、Miss.エージェント(The Serpent)


 ”The Courier” から
 007のオルガ・キュルレンコが裏社会の配達人を演じる。スパイではないが元特殊部隊員、
 ニューヨークの犯罪組織のボス・マニングス(ゲーリー・オールドマン)の殺人を目撃したニックが裁判の証人としてロンドンのインターポールの部屋でリモート証言しようとするのを、阻止しようとするマニングスの企みに利用されてしまった配達人(名前は最後まで明かされない)、
 
 ストーリーとしては、一応練られているが、冒頭彼女が拷問され自動車で引き殺されようとするシーンから、過去に遡って成り行きを説明しようとする、無理に展開を複雑そうに見せる手法は如何なものか、それが長いだけに一層歯がゆくなる。
 テーマが、証人の抹殺への攻防だけ、ニューヨーク、ロンドン、シリアと舞台は三か所あるものの、いわゆるB級作品、評価「


 アナ(ANNA)
 同名の映画やTVシリーズはこれまでに幾つも出ているので、これはどういう内容になっているのか気になった。
 
ANИA.jpg

 このANИAは、1980年代のソビエトKGBに誘われ、5年務めれば自由の身になれると信じて入ったものの、KGB長官から「KGBから解放される唯一の方法は死ぬことだ」と云われてしまう。
 暗殺を繰り返しているうちにCIAに見抜かれ二重スパイになるか死の選択を強いられる。
 さて、・・・

 話の展開が、振り返りは何度もあるがコレは自然、監督は最後の字幕で分かったのだが、リュック・ベッソン
 KGBの指導員、CIAエージェントの両方を好きになってしまうのも面白いところ、
 まともな作品だと思う。評価「4-


 Miss.エージェント
 骨ばった顔つきのロシア出身のモデル、ジア・スコヴァ(Gia Skova)が製作、監督、脚本、主演を務めたそうな、
 CIAで嫌われ者のエージェントが、仲間の代役で中国に密入国するところから騒動に巻き込まれていくストーリー、
 
 凄腕エージェントなのだがアクションが型どおりを何とかこなしているという、迫力に掛ける生ぬるさで終始、
 その割にコミックさながらの派手な銃撃戦があったり、
 話の展開を、やはり無理に難解にしている。CIA長官が謎の組織に操られているという設定はあるものの、終わってみればTVドラマの第一話的、なんともスッキリしない。これはC級作品と呼んだ方が良さそうだ。
 分かっていれば借りなかっただろうに、評価「3-

 レンタルDVDの世界からブルーレイは消えようとしている。
 この三作品も全てDVD、映像は再生機器のアップコンバートで4KTVでもなんとか見られるが、字幕はほとんど読み取れない。
 レンタル棚に何本か置いてある中にせめて数本はBDを入れてほしいものだ。
 スターウォーズのスカイウォーカーの夜明けがやっとレンタル棚に並ぶようになった。これからは、劇場 ⇒ 配信 ⇒ レンタルという流れが主流になるのだろうか、配信とレンタルは同時で!!!