第6日目 (パムッカレ → コンヤ)
パムッカレは白い石灰棚に溜る淡いブルーの水が魅力的、旅行のパンフレットでも必ず掲載されるシーンだ。
確かに、公園に引かれた人工的な小川でも水に含まれる石灰質が多いのだろう、真っ白になっていた。
ここら一帯の大地は石灰で出来ているのだろう、崖部分が真っ白だ。
石灰棚は何か所かにあるのだが、その上にはかつて温泉治療で有名なローマ都市ヒエロポリス遺跡が展開していた。その証拠たる円形劇場が遠くに見える。
期待したブルーの石灰棚は、靴を脱いで入るエリアの遥か下の方にあった。
湧き出る水の量が減少したせいで今は流水コントロールがされていて、水は全て導管路を経由して放水する場所、量が決まっているようだ。なんとなく人工的な香りがするのだが、この石灰棚は本物のようだ。
この写真を撮っている場所の下には温泉が勢いよく流れていて、恰好の足湯ポイントになっている。
昨日のホテルの温泉でもそうだったが、ここでも石灰質が細かい結晶を形成している。ただ、結晶しないで粘土のように水たまりの底に溜っているものもあるので、これが石の上にあるとかなり滑りやすい。
これは観光客が溢れているエリアから公園を挟んだ反対側にある石灰棚、水が流れていないので真っ白になっているだけだ。かつてローマ時代には幻想的なブルーであっただろう。
もっぱら、水着で入っているのはロシア人らしい。底にはローマ時代の石がゴロゴロしている。
さて、これからはセルジュク・トルコ時代の首都コンヤにむけ、400Kmのバスの旅、
見渡す限り地平線の彼方まで続く小麦畑に、世界第三位の小麦生産国トルコが実感できた。
今夜のコンヤのホテルはDedeman Konya、高層の中々眺めの良いホテルだ。
このホテルの通りを挟んでショッピングセンターがあり、日本人大好きのスーパーマーケットに入ってみた。ただ、通りには横断歩道というものがなく、車の行き交いを見据えて自己責任で渡ることになる。
このパンの大きいこと、頭より大きいかな!
果物類も豊富、トルコは食料自給率99%というから野菜、果物は安くて種類も多い。
カボチャみたいに見えるがコレはメロン、
トルコにはカボチャを食べる習慣がないそうで、もっぱら種を炒って食べる。そう云えば、バスから何度か、カボチャを収穫してごろごろしている隣で半分に割って中を描きだしている光景を目にした。炒った種は塩味で香ばしい。
このお店の右側にあるブルーに光っている機械がカボチャの種を煎じるもの。店内にいるお母さんはちょうど量り売りのカボチャのタネを買っているところ。
明日はコンヤの踊る宗教の寺院を改造したメブラーナ博物館を訪れ、カッパドキアに移動する。