そば粉の割合

 「うどん」より「そば」というのが自分の好みであるが、先日家で生そばを茹でて食した時、いつになく蕎麦の香りがしなかった。
 実感として蕎麦の風味が無いのを意識したのはその時が初めてだった。
 
 まさかと思い、パッケージの原材料名をチェックしたら、「小麦粉、そば粉、食塩」の順になっていた。
 この成分からすると、50%以上が小麦粉ということになる。となると、「蕎麦風味のうどん」、その風味さえなかったのだから限りなく「うどん」に近いのでは?
 そば派を自認する自分としては、そばの形態、色あいに惑わされていたのかも知れない。
 
 それ以来、スーパーなどのお店に並んでいる生蕎麦、干し蕎麦を片っ端から確認している。そして気づいた、なんと小麦粉主体の蕎麦の多いことか!
 「生めん類の表示に関する公正競争規約」によれば、「生めん」は30%以上のそば粉が含まれていれば「そば」と表示しても良いことになっているそうだ。
 「干しそば」については、そば粉30%以上なら配合割合を記載する必要はなく、30%未満の場合は配合割合を記載することになっているとか、
 
 二八蕎麦とか十割蕎麦という表示をよく目にするので、てっきり全ての「そば」というものは、そば粉が主体だと思い込んでいたのが間違いだった。
  
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 これはその反省のもと、そば粉が一番最初に来る製品を選んだ。特にそば粉八割使用と明記してあるので間違いないハズだ。
 
 知らず知らずの間に「そば派」から「うどん派」に転向しかけていたのをここで引き止めることにする。