またまた新しい映像規格”Ultra HD Premium ”

 UHD(4K/HDR)映像の技術仕様ということなのだが、この仕様に合わせた映像機器が一般的となるのは数年先かもしれない。
 UHDの作品については既に”米Warner、Ultra HD Blu-ray 35作品以上を'16年に発売”と発表されており、専用のPlayerも発売となっているが、それを映し出す機器の認定については未定だった。
 それが、CESに合せて認定規格として”Ultra HD Premium”をロゴとともに発表した。
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 作り手側の規格はさておき、気になるのは利用する側が得ることになる規格は、
   解像度が3,840×2,160であること、
   10bitの入力信号に対応していること、
   BT.2020の色規格に準拠していること(P3の色空間の90%以上を再現できること)、
   EOTFがSMPTE ST2084に対応していること、
   「最高輝度1,000nitsかつ黒輝度0.05nits以下」または、
   「最高輝度540nitsかつ黒輝度0.0005nits以下」
                     EOTF(electro-optical transfer function)
 正直、良く分からないのだが、
 今我々が目にしているTV,DVDなどの最高輝度は100nits,映画館では60~80nitsぐらいというから、相当に眩しくなるのは間違いない。
 最近の4KTVの高級品ではHDR対応と唄っているから、既にかなりの部分達成済みではと思われる。
 これはSHARPのTVのカラー規格を表したもの(左側)だが、

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 カラーで示されているのは可視範囲、右側の一番外側の三角形がBT.2020の色範囲、一番小さな三角形が現行のハイビジョンの色範囲、中間の三角形がデジタルシネマ用の色範囲、
 UHD規格ではこの中間の三角形の色範囲の90%以上を再現出来れば良いようになっている。
 多分、このSHARPのTVはP3規格をほぼ満たしたうえで、更に広範囲をカバーしているように思われる。
 遅かれ早かれ、このTVはUHD Premiumのロゴが付いてくるのだろう。
 
 ということで、4KTVはこのロゴを目指して選択した方が良さそうだ。
 ただし、本格的にUHD Blu-rey を見ようとしたらとんでもない投資が必要なので、せめて映せるTVを持っているということだけで妥協せざるを得ないのだろう。 
 
  地デジ放送が、ストレスなしで見られるのなら4KTVも買いなのだが、・ ・ ・