日経 「血液をサラサラにする薬」 アスピリンの効果と限界

  健康上、血液がサラサラの方が良いとされているは、「血液がドロドロの状態では、全身の細胞に酸素や栄養が行き届かず免疫力が低下し、生命に関わる危険な疾患を引き起こすことになる*」から、その反対のことをやれば!、ということなのだろう。
      * 血液をサラサラにする方法  http://www.sarasara.biz/  から
  
  その方法には、運動・食べ物・サプリ(薬)と色々あるようだが、薬の一つとしてアスピリンが上げられている。
  ところが、このNIKKEIの記事では、アスピリン群と非アスピリン群とに分けた心血管疾患のかかりやすさの実験では両者に統計上有意な差がなかったと示すばかりか、止血に関係する血小板の働きを抑えるので、出血が起こりやすくなる副作用の危険性を指摘している。
 
  心筋梗塞脳卒中のように血栓を作らないようにする目的なら、血液サラサラを目指すのはとても意義あることだと思う。
  だが、脳出血を考えると、血が止まらない血液サラサラではなく、ちゃんと止血出来かつサラサラな状態が理想的だと思うのだが、そういう方法はどれなんだろう?
 
  思うに、運動により脂肪燃焼を促進し、血中に余分な脂肪がうようよしないようにするのはイイだろう。
  食べ物として、さきほどの血液をサラサラにする方法のサイトでは、「お茶、魚、海藻類、納豆、酢、キノコ類、野菜、ねぎ類と言われています。「オ・サ・カ・ナ・ス・キ・ヤ・ネ」と覚えるといい」とある。
  ここで、気になるのは血液凝固機能を抑制する働きのある食べ物、脂肪燃焼に係る食べ物はイイのだが、その辺の色分けが分からない。
 
  納豆・クロレラ・青汁・モロヘイヤにはビタミンKが沢山含まれており、抗凝固薬ワルファリンとは一緒に食べないようにとされている。裏を返せば、血液さらさら+凝固効果ありということなのだろうか?
  毎日納豆を食べているのはイイことだと信じたい。
 
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